語用例：「水を飲む」

基本形

   

h-a-pha tan-a-n tac-æf-yeũ-m-wa-l-odh-ã.

私(単数, 能格) 水(単数, 対格) 飲む(継続活動, 進行相, 能動, 直説法, 現在, 直接証拠, 肯定).

「私が水を飲んでいるのだ。」

• 動詞：- tac-（飲む）
• 能格：- h-（私）
• 対格：- tan-（水）

1. 動詞：「飲む」(tac)

「（今まさに）飲んでいる最中だ」というニュアンスにすると、

• 語根 (√tac): tac
• 語彙アスペクト: 「継続活動」の -æf
• 文法アスペクト: 「進行相」の -yeũ で「～している最中」感を出す
• 態: もちろん「能動態」の -m
• 時制: 「現在時制」の -wa で「今」を表現
• 法: 事実を述べる「直説法」の -l
• 証拠性: 自分で飲んでるから「直接証拠性」の -dh
• 極性: 肯定文だからã

全部合体させると…

tacæfyeũmwalodh

2. 能格：「私」(h)

「私が」という動作の主を表すために「能格」(-pha) をくっつける。

• 語根 (√h): h
• 数：「単数」の -a
• 格: 「能格」の -pha

合体させると

hapha

これで「私が」の意味になる。

3. 対格：「水」(tan)

「水を～される」という、動作の対象を表すために「対格」(-n) をくっつける！

• 語根 (√tan): tan
• 数：「単数」の -a
• 格: 「対格」の -n

合体させると

tanan

これで「水を」だ！

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1. 時制のバリエーション

• 近過去: 「（さっき）飲んでいたのだ」
  •    
  • hapha tanan tacæfyeũmwilodhã.
• 遠過去: 「（昔）飲んでいたのだ」
  •    
  • hapha tanan tacæfyeũmwolodhã.
• 近未来: 「（もうすぐ）飲むであろう」
  •    
  • hapha tanan tacæfyeũmwulodhã.
• 遠未来: 「（いつか）飲むであろう」
  •    
  • hapha tanan tacæfyeũmwelodhã.

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2. 法のバリエーション

• 命令法: 「（お前は）水を飲め！」
  •    
  • papha tanan tacæfyeũmwatodhã.
• 要請法: 「水を飲んでほしいな」
  •    
  • papha tanan tacæfyeũmwasodhã.
• 勧誘法: 「（一緒に）水を飲もうよ」
  •    
  • feipha tanan tacæfyeũmwakodhã.
• 仮定法: 「もし私が水を飲んだなら…」
  •    
  • hapha tanan tacæfyeũmwapodhã.

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3. 証拠性のバリエーション

• 伝聞証拠性: 「（彼が）水を飲んでいるらしいよ」
  •    
  • tapha tanan tacæfyeũmwaločhã.
• 推論証拠性: 「（状況から見て、彼は）水を飲んでいるようだ」
  •    
  • tapha tanan tacæfyeũmwaloč̣hã.
• 過去証拠性: 「（私の記憶では、彼は）水を飲んでいたよ」
  •    
  • tapha tanan tacæfyeũmwilokhã.